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zoom RSS 「現場から見た」子どもの貧困対策、・ひとり親世帯支援の観点から見る都知事候補者の施策

<<   作成日時 : 2016/07/25 11:27   >>

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 都知事選の主要候補者の施策を、子どもの貧困対策、ひとり親世帯の施策の観点から比べてみました。


小池ゆり子さんの政策
 都知事選2016政策 https://www.yuriko.or.jp/senkyo/seisaku/

・ひとり親(家庭)、シングルマザーという単語は政策集にはない。(ないから配慮していないということではない。普遍的な政策で効果を上げることもできる)
・「女性が健やかに希望を持って、生き、学び、働き、愛し、子供を産み、育む社会を実現する」とあるが、具体的なイメージはわかない。あえていえば、働き、があり、子供を産み育むがあるので、盛り込めることがある。ぜひ多様な意見が入れられるといいだろう。
・「『待機児童ゼロ』を目標に保育所の受け入れ年齢、広さ制限などの規制を見直す。
保育ママ・保育オバ・子供食堂などを活用して地域の育児支援態勢を促進する。」
とある。受け入れ年齢と保育者の比率、広さの制限などの規制緩和による待機児童ゼロであるので、かなり不安がよぎる。後段の保育ママ、保育オバ、子供食堂など、地域の育児支援というが、これは安上がりだから実施ということになりがちな点が不安である。
・保育人材、介護人材の待遇改善等が書いてある。程度はわからない。
・「ソーシャルファーム」とあるのだが、作業所との違い、それは企業であるということであるので、最低賃金などが支払われるのかという問題があり、研究の余地があるだろう。
・「都独自の給付型奨学金を拡充し、英語教育を徹底する」とある。
給付型奨学金については、もちろん、ローン型しかない現状では、歓迎ではあるが、しかし、ごく少数の成績のよい学生が対象となる危惧は十分にある。国も創設を検討している時期であるので、より開かれた、成績条件の緩和されたものを希望したい。
また、都立の大学や専門学校については、奨学金ではなく、授業料の無償化枠の拡大をしていく方向を同時に追求すべきではないだろうか。

全体的には、小池ゆり子さんの施策からは、子ども、女性支援に大きな予算を配分するという意欲は感じない。今ある制度のしくみを改善していこうという印象であるが、もし抽象的な施策に大きな予算がつけば、効果は上がるだろう。実際には不明な点が多い。




鳥越俊太郎さんの政策http://www.shuntorigoe.com/pg_tochiji.html

子どもの貧困や待機児童の解消という文字がある。
・「保育士の給与、処遇を改善します」とある。具体的な数字はない。
・「すべての子どもに学びの場が提供できる環境を整えます」となっている。これは学校のことなのか、(学校はすべての子どもに開かれている学びの場であるが、実際には、そこで排除され落ちこぼれがつくられている)、無料の学習支援などをイメージしているのか、拙速につくられた文言なのだろうか、分からない。スクールソーシャルワーカーの充実なども考えられる。
・「貧困・格差の是正に向けて、若者への投資を増やす」とあるが、これは、若者サポートステーションを充実するような中身なのか、あるいは就労支援の場をつくるということなのか、大学や専門校への補助金をつけるということなのか、そういうことも含めて、検討委員会をつくるということなのか、意気込みだけで具体策が見えてこない。でも投資という言葉をつかっているので教育は投資である、ということがらは理解しているということなのだろう。
・「子育て・介護に優先的に予算を配分します」とあるのも、心強くはある。
そのほか
・正社員化を促進する企業を支援する、最低賃金の引き上げを求めるなどは、行政府としての工夫が必要であろう。公契約条例を制定するのか、最低賃金決定プロセスにどうアクセスするのかわからない。ひとり親家庭、貧困家庭の働く親の賃金が上がることが子どもの貧困をなくすことにつながるだろう。
全体として、漠然としている。
ほかの候補者にも言えるが、現場の人間の声をどれだけ吸い上げ、具体的に効果のある施策に磨きあげるのかが問われる。しかし、最低賃金や正社員化、投資、分配などの言葉には、他の候補にない考え方もあるのかもしれない。




増田ひろや さんの政策</span> http://www.h-masuda.net/policy.html

・「『待機児童解消・緊急プログラム』を策定し、8000人の待機児童を早期解消」とあり、具体的な数字が入っている。
・「妊娠・出産・産後・子育てを切れ目なく支援する「子育て世代包括支援」の構築」とある。10代の妊娠出産は支援が必要な場合も多い。こうしたことが含まれる端緒ではある。
・「女性活躍を推進。仕事と生活の両立を目指して働き方を改革」どのように女性活躍とWLBを実現するのか、具体策が聞きたい。限定正社員制度を設けるのか、国が行う女性活躍企業の推進なのか。
・「子どもの貧困をなくし、生活困窮者に寄り添う「地域共生社会」の実現」とある。
 地域共生社会の実現、こうしたときにイメージされるのが「子供食堂」などの取組なのだろうし、こうしたときに、やや子供食堂の悪い面、安上がりな施策として、利用されがち、という面が出てくる懸念がある。地域の共生は必要だが、子どもの貧困をなくすためには、世帯の収入を向上させるための現金給付、就労を支援する、住宅費の軽減など、基本的な支えが必要である。地域共生だけで、子供たちへの食事提供学習支援だけでは、子どもの貧困の深度には残念ながら対応できないと感じる。





さて、三人の候補者の施策を見て、まずは勉強不足を感じる。
現在でも他の自治体よりも、長年にわたり、東京都は先駆的なひとり親家庭支援を実施している。
たとえば、
・児童育成手当をひとり親家庭(母子家庭、父子家庭)の子どもに1人あたり13500円(月)支給しており、物価と家賃の高い東京都のひとり親家庭を下支えしている。評価されてよい。この拡充をすればさらに、ひとり親家庭の現状はよくなる。
・東京都は受験生チャレンジ支援貸付事業という、低所得の世帯の中学3年生と高校3年生に塾代の補助を20万円を限度に貸し付け、入学できれば返済を免除する制度と、受験料を8万円まで貸付る制度を先進的に行っている。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/seikatsu/teisyotokusyataisaku/jukenseichallenge.html
こうした制度は非常に先駆的な制度であるので、拡充が望ましい。
一方で、
・待機児童問題は、保育園に入れないために、就労できないひとり親家庭を現出させている。なんとしても働かねばならないシングルマザー、シングルファーザーの困難はいかばかりか。結局シングルマザーで貯金なし、親族支援がない場合は託児付きの仕事(ヤクルトの販売員、託児付きのキャバクラ・風俗)等も選択肢になる。すべての親が、特にひとり親も困っている、待機児童問題は喫緊の課題なのだ。
・保育園以外の、子育て支援として、病児(病後児)保育、ファミリーサポート事業、ひとり親家庭ホームヘルプサービス事業、ショートステイ、トワイライトステイなどの事業がある。この充実が、残業なし、突発的な休日出勤、2〜3泊の出張などに対応できず、職を失いかねない。こうした支援の充実こそが、普遍的に子育て中の親を支援し、ひとり親家庭の親を特に支援する。たとえば、ファミリーサポート事業の提供会員を増加させるための地域ごとのイベントやシンポジウムを開催するのでもいい。また育児困難や出張などの親のために子供を1週間まで預かるショートステイへの都の補助金を付けていくことで、より充実する。多様な保育の充実はすべての親のWLBを支える。こうした制度の拡充、広報・周知、手続きの簡素化などが求められる。
・ひとり親世帯の親の就労支援が行われているが、出口がないものが多い。20年前には学校給食調理員などが、受け皿としてあったのだ。出口としての、公務員や企業への採用を含めた検討も必要だ。
・ひとり親家庭の支援は特別区と市町村に任されている部分が大きいが、交流事業を活性化し、孤立するひとり親家庭のなかま作りに予算が割かれることが望ましいだろう。
・都立高校には現在多様な選択肢があるが、一方、定時制高校は削減されている。定時制高校を存続させることも、子どもの貧困対策として大きい。同時に、底辺の都立高校卒業生の就職支援、定着支援として、先駆的な取り組みを入れていくことも必要。たとえば、神奈川県田奈高校のぴっかりカフェなどは、就職支援、定着支援として効果を発揮している。
・食の支援は低所得世帯には必要な支援である。食品ロスを防ぐという観点からも、フードバンク事業の後押しをするような、拠点の提供、支援が望まれる。
・社会的養護の経験者への持続的な支援としての居場所づくりはもっと多くがあることがのぞましい。


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