シングルマザーぼちぼち日記

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zoom RSS モノを差し上げるとき

<<   作成日時 : 2015/07/25 20:16   >>

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子どもの貧困が社会問題として認知されつつある。
日本社会では、6人に一人の子どもが貧困であるという。

貧困といっても、目に見えるようなすぐわかる貧困であるわけではない。
身なりはきちんとしていても、家で家賃や光熱費を滞納しているかもしれない。
スーパーで安い服を買ったり、リサイクルショップで調達したりして、なんとか暮らしているのかもしれない。
月末や給料日の前にはお財布に500円しか入っていないかもしれない。
でもそれは外にはなかなかわからない。

自分が貧困であるなんて、だーれも、だれも言いたくないのだ。


今、各地で貧困な子どもたちを救おうと動きだしていることを歓迎したい。
人間は、ひとにいいことをしてあげることを、喜びとする生き物だ。


でもされたほうはどうだろうか。

ありがたい、うれしい、自分ひとりじゃなかったんだ、と思って心強い反面、自分が何もお返しをできないことをつらく思ったりしているかもしれない。

だから、わたしも、早く元気になって支援できるようになりたい、と言ってくれる方もいる。
それは自分がもらう一方の立場でいることの心苦しさも含んでいる発言なのかなと思う。



わたしたちしんぐるまざあず・ふぉーらむでは、物資を差し上げるときに、無条件でさし上げることはなるべく避けたいと思っている。

先日、改造したパソコン(正規ソフトを入れたもの)を20数台ご寄附くださる方がいらした。
パソコンというのは安いものではない。
なんでも差し上げてしまえば、困っているなら何でももらえると思うように関係が固定化しても困る。

そこで私たちは考えた。

まず、差し上げるときには事務所まで来ていただくことを基本にした。
そこで、久しぶりの方も初めての方もいろいろお話して、相談とまでいかなくても、いろいろな交流になったり、現実に相談になって、解決すべきことがほかにも見えてきた方もいらした。
なにより、子育ての体験交流や、様々な近況交換も含めて、いい時間が持てた。

また、どんなものでもいいので、体験談をパソコンで打って、いただくようにした。
体験談は、ニュースに掲載し、ほかのシングルマザーのみんなの役にたつ。ほかのシングルマザーがどうやって大変なときを乗り越えて、どうやって暮らしているのかはとても参考になる。ほかの人の参考になる、役に立つことができるということは、とてもうれしい。

こうやって今20台のパソコンをおひとりおひとりにお渡しすることができた。
モノを介して、広いつながりと支援になり、そしてその方が書いた体験がさらに多くのママたちに役立つような仕掛けができ、またエンパワーにもつながることができた。


今、いろいろな団体がいろいろな物資支援をしている。
当事者でない方が、シングルマザーや、貧困の当事者に支援している輪が広がっている。
とてもありがたい。ほんとうにそういう輪が貴重だと思っている。

でも、そのときの渡し方を気をつけてほしいのだ。
ひとりひとり誇りをもった人間である。
いつまでも支援を受ける側ではない、エンパワーできる道をどうつけていくか、その途上の方だと思ってほしい。
「いただく」「もらう」ということがその方の位置を固定化することのないよう、さしあげる人と、もらう人と固定化しないような、何かのしかけつくりを工夫してほしいと思っている。

子どもたちは大人たちにしてもらっていい。
でもひとり親、親たちを応援するときに、物資手配に収まらない。その人一人ひとりのエンパワーの道筋をあなたたちは考えていらっしゃいますか、と伝えたいのです。

それはソーシャルワークといったものなのだろうけれど、それを、ひとりひとりが人間として学ぶ機会になってほしいと思うのである。




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