シングルマザーぼちぼち日記

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zoom RSS 子どもの貧困と母子家庭・父子家庭の支援について

<<   作成日時 : 2015/05/08 12:07   >>

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 5月5日は子どもの日。さいきん、子どもの貧困問題が大きく新聞やメディアで取り上げられています。
 子どもたちの6人に1人は貧困です。
 また、ひとり親家庭は54.6%が貧困ライン以下で暮らしていると言われます。
 問題は深刻です。そこで、シングルマザーの当事者団体として、こんなふうに考えるということを伝えたいと思います。



〇子どもの貧困問題を解決するには、まずは親と子どもの暮らしを支えることが必要です


 子どもたちが、十分に食べていない、カップラーメンしか食べていないなどの報道を見ると、どうしてもその子どもたちに十分食べさせてあげたい、と思う方も多いと思います。
 でもどうしてそこまで子どもたちが追い詰められているのかを考えてほしいのです。
 親と子の暮らしはどうなっているのか。
 シングルマザーの場合、ほんとうにギリギリのところで、親と子どもの暮らしを維持しています。非正規でパート社員や契約社員で働いているシングルマザーは半数以上です。東京でも給料の手取りが13〜14万円と児童扶養手当が約3万円ほど、家賃を払い、ぎりぎりの生活をしている親子が多いです。
 時給の低い地域では月の10万円以上稼ぐのも大変というところも多いのです。
 でもそれでなんとかやりくりしているのですが、預貯金もほとんどないので、DV後の後遺症でつらかったり、失業してしまったり、子どもが病気になったり親が病気になったりするとすぐに追い詰められてしまいます。
 あるいは、若くして出産して、仕事をしながら子どもを育てるのが大変なママもいます。
 リスクに弱いということがあります。
 でも、シングルマザーの8割以上は働いています。この就労率は世界的に見ても高いのです。病気や事情で働けない人も働きたいと思っている人が大半です。
 
 ひとり親家庭の子どもの貧困を解決するには、大きくいえば、ひとり親家庭の暮らしを支える、そのためには、児童扶養手当というひとり親家庭を対象にした手当を拡充することがもっとも効果があると思います。


〇シングルマザーの収入が少ないのは、日本の女性が低賃金だからです

 

 そもそももっと働ければいいのですが、シングルマザーの平均年間就労収入は181万円と少ないのです。
 これは、日本社会の女性がそもそも低賃金であることと大きくかかわっています。特に子育て中の女性は低賃金です。
 男性が大黒柱で、一家を支え、女性は家事育児の合間にちょっとだけ働けばいいという社会のしくみが続いてきたので、30代、40代の子育て中の女性がつける仕事はパートなどがほとんどです。
 その中で、必死にシングルマザーは働いています。
 また仕事と家事育児を両立することが大変なために、シングルファーザーも収入が減ってきています。

 根本的には、女性の賃金を上がっていき、子育てと仕事が両立できるようなしくみ(働く時間を短くしたり、病児保育や子育て支援などの充実など)がもっともっとなければ、問題は解決していきません。
 それも進めていかねばなりませんが、時間もかかります。


〇税や保険料・社会保障の所得再分配機能が弱まっています。
 
 

それだけ働くことで得る賃金では食べていけないような低い賃金なのですが、ひとり親家庭の支援は減らされ続けています。
 ひとり親家庭対象の児童扶養手当は、この30年間減額されたり、所得制限が下がったりし続けてきました。
 この手当があることで、貧困率削減効果もまた弱まっています。
 2003年から、児童扶養手当は全額支給の所得制限は190万程度から130万円まで大幅に下げられてしまいました。さらに、5年間で支給停止となってしまったのですが、これは、今は就労証明などを出せば継続的にもらえるとされています。
 ひとり親家庭の支援はいろいろメニューはありますが、そんなにちゃんと使えるものは少ないのです。

 一方では、税や保険料の取られ方が、低所得世帯に対しても過酷になりつつあります。



〇子育て支援も不十分です。



 大都市圏ではまず保育園に入れないなどの問題も起こっています。
 ひとり親家庭は優先的に保育園に入れると思っている方も多いと思いますが、実際にはポイント制でひとり親家庭の親が求職中だったりすると入れない例もあります。


〇解決策は、まずは児童扶養手当の拡充と子育て支援策の拡充、教育費の無償化を進めることそして今ある制度を周知させることです。



 子どもの貧困を解決するためには、親と子の暮らしをまずは応援できる制度を拡充することが必要です。
 児童扶養手当の額を増やすこと(現在は年収130万円まで42000円)、せめて複数子の加算が子ども2人だと5000円、3人だとさらに3000円の加算額を2倍くらいにすることです。
 さらに、仕事をしたくても子どもを預けられないことがないように、保育サービスを充実することです。
 今もひとり親は十分にがんばっています。でもがんばりきれないときがあります。もう少し応援をしてもらえれば、なんとかやっていける道もあるでしょう。
 子どもが大きくなれば、教育費の負担が大きいです。なんとか教育費の支援を広げてほしいと思います。


〇民間の支援はすばらしい、でもお願いがあります。



今、子どもたちの大変な状況に少しずつ市民が立ち上がって、子どもの学習支援や、こども食堂などを開いてくださっています。
 多くの子どもたちがひとり親の子どもたちでしょう。
 ほんとうにありがたく思います。

 孤立する子どもたちをひとりにさせない、そういうナナメの関係で支援してくれる若者、大人たちが増えることはほんとうに力づよい応援です。もっともっとたくさんの民間支援ができることはとてもすばらしいことです。

 しかし、民間の支援はどうしても限りがあります。地域的に身近にそういう支援がないことで行きたくても行けない子どもたちも多くいると思います。
 公的な支援がきちんと下支えしてくれた上で、民間支援があることがのぞましいと思います。

 ですのでお願いです。子どもの無料学習支援や、子どもの食の支援にかかわる市民のみなさまそして理解をしてくださるみなさまにお願いです。

 公的な支援を拡充するために声を上げることも一緒に手伝ってください。
 児童扶養手当の拡充について、子育て支援について、なぜ必要なのかを理解しつつ、一緒に声をあげてください。
  多くの親はがんばって子どもを育てようと思っています。こんな大変なのに、シングルマザーの8割は働いているのです。でもお金も時間も健康状態も関係性もみんな足りないのです。

 その親の問題も解決するように手伝ってください。

 お願いします。(A)

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