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zoom RSS 川崎市中1(殺害)事件を受け子どもの育ちを保障し居場所を広げる支援を求める声明

<<   作成日時 : 2015/03/11 00:20   >>

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川崎市中1(殺害)事件を受け
子どもの育ちを保障し居場所を広げる支援を求める声明



2月20日、神奈川県川崎市の多摩川河川敷で中学1年生の上村遼太くんの刺殺遺体がみつかり、2月27日に同じ地域に住む少年たちが逮捕されました。

上村遼太くんのお母さんの「遼太が学校に行くよりも前に私が出勤しなければならず、また、遅い時間に帰宅するので、遼太が日中、何をしているのか十分に把握することができていませんでした」「今思えば、遼太は、私や家族に心配や迷惑をかけまいと、必死に平静を装っていたのだと思います」という言葉は、多くのひとり親家庭の親と子が置かれている状況を伝えており、私たち母子家庭の親として、いつ私たち親子に起こってもおかしくない事件だと感じ、胸が張り裂ける思いです。

 厚生労働省の国民生活基礎調査(2012年)によると、経済的に普通の暮らしが困難な人の割合を示す「相対的貧困率」は16.1%。ひとり親家庭に限ると、その割合は54.6%にまで上昇します。
ひとり親家庭は、親の労働時間が長く、子どもと向き合う時間が持てません。厚生労働省の「全国母子世帯等調査」(2011年度)によると、母子家庭の母親の80.6%、父子家庭の91.3%が働いていますが、母子世帯の母の平均就労収入は約181万円。半数以上がパート・アルバイトなど不安定な雇用であり、その雇用形態での収入はわずか125万円です。収入を増やすためにダブルワークをする親も少なくありません。母親の帰宅は午後6〜8時が39.8%と最多で、8時以降も11%となっています。
 子どもの貧困対策推進の大綱では、保護者の就労支援として、「家庭で家族が接する時間を確保する。また、貧困の状態が社会的孤立を深刻化させることのないよう配慮する」とありますが、実効的な施策は不十分です。

 ひとり親家庭の子どもたちの健全な育ちが保障されていないために起きるこうした事件が続けば、社会全体を不安定化させることにつながりかねないのです。
 私たちは、この事件の徹底的な解明を求め、二度とこうした事件が起こらないような対策を求めていきたいと思います。そして、親が子どもと過ごす時間が十分に持てるよう、以下のとおり社会保障施策の充実と地域での子どもたちの居場所を増やすことを求めます。

 また、加害者のリーダー格の少年についても、犯した行為は許されるものではありませんが、彼もまた差別や偏見による社会からの孤立など、凶行に至るまでの経緯があったのではないかと思われます。彼ひとりに責任を負わせるのではなく、そうした子ども達を追いこんでしまったものは何であるのか、被害者も加害者も産まない社会をつくるために、何をしていけば良いのか考えていくことが社会全体に求められています。
 



1. 現行の児童扶養手当は、満額支給で子ども1人の場合41,020円、2人の場合は5,000円の加算、3人目以降は3,000円が加算されます(2015年3月現在)。子ども3人で満額支給でも49,020円であり、複数子世帯は家計が苦しい状況となるため、2人目以降の場合の加算の増額を求めます。

2. 母子世帯のうち、生活保護を受給している率は14.4%であり、相対的貧困率が50%を超えているにもかかわらずかなり低く、生活保護基準以下で暮らしている母子世帯が非常に多いことがうかがえます。生活保護受給者の全体に占める割合は、高齢者・障がい疾病者が70%以上を占め、母子世帯の割合は約7%と決して多くありません。被害者の家族は生活保護を受給できれば、親子の時間も確保できたのではないかと推測できます。必要な人に生活保護の情報が届き、申請が受け付けられるような生活保護行政の改善が求められます。
また必要な子育て支援施策や相談窓口の周知など一層の改善が求められます。自治体によってはホームヘルパー派遣制度などで日常生活の支援を行っているところもあります。そのような制度を残業などでも利用できるようにするなど有効な支援制度の構築も重要な課題と考えられます。

3. 今回のような事件に至るまでに、スクールソーシャルワーカーが対応できたのではないかと考えられます。教育委員会及び学校は、スクールソーシャルワーカーの派遣に対し、柔軟に対応できる体制の整備が求められます。

4. 学習支援にとどまらず、子どもたちが家庭以外でも安心して過ごすことのできる民間・公的な居場所が各地域にできるように支援を強化することが求められます。


2015年3月10日

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